リヨン・横浜マリアージュU  

〜150年前にタイムスリップ〜




レポート:山崎由美子


今回のテーマは「リヨン・横浜マリアージュU 〜150年前に
タイムスリップ〜」。主に野毛から紅葉坂を上った高台の地域の
旧跡を巡るコースです。

リパイユを出発して、野毛方面へ。まずは庶民的パワーのみなぎる
町並から紅葉坂を上って行きました。

紅葉坂の少し手前、今は本町小学校になっているところに
日本初のガス会社がありました。今の東京ガスの前身となった会社
です。この会社は高島嘉右衛門という人が創りました。
材木商だった高島嘉右衛門は、横浜−桜木町間に鉄道を開通させる
ために埋め立てをするなど、横浜にはいろいろな貢献をした人物で
「高島町」にその名が残っています。その他にも易学の創始者など
さまざまなことをしていますが、晩年は投獄されるなど、清濁併せ
飲む器量の人物だったようです。歴史のふところの深さを感じさせ
られます。

またこのあたりには太田陣屋があり、フランス軍が、出来たばかり
の日本の軍隊の軍事教練をしていたそうです。教練はフランス語で
行われ、フランス語がちんぷんかんぷんでは困るということで
フランス語学校も創設されました。

紅葉坂の上へ、上れば上るほど高級住宅地になっていきます。
昔、この辺りは官有地だったということで、御用邸跡もあります。
天皇陛下はこの御用邸を離宮として使用され、御用邸に滞在しながら
根岸の競馬場などで外交をはじめとする御公務を展開されていました。
またこの御用邸には、ハワイ最後の王、カメハメハ大王も皇女を連れて
お泊まりにいらしたそうです。

紅葉坂を上りきったところ、現在は県立青少年センターになっている
ところに神奈川奉行所跡があります。横浜では外国人排斥運動
などを警戒して、横浜の地を訪れる侍である「入り侍」について厳しく
取り調べが行われていたということでした。

青少年センターの少し先には掃部山公園があります。ここには「桜田門外
の変」に倒れた井伊直弼の銅像が佇んでいます。

また、近くの横浜能楽堂では喧噪から離れて日本の伝統文化の香りを
堪能することができます。

静かなたたずまいの高級住宅街から坂を降りてくると、だんだん
パワフルな横浜の町に出てきます。大人気スポットのみなとみらいを
通って、リパイユへ到着です。リヨンに関する歴史などのレクチャーを
聴いたあと、150年前のレシピの基づいたリヨン料理を堪能しました。
なかなかお目にかかれないリヨンの伝統料理に、「けっこう美味しいじゃない」
「スパイスはなんだろう」とみんな興味津々でした。
今日の散策やフランスの思い出話など思い思いの話題で盛り上がり、
お話も尽きない中で会はお開きとなりました。