横浜散策2007  

〜開港への道〜





レポート:山崎由美子
写  真:佐 藤  篤


5月27日、横浜散策2007が行われました。今回のテーマは「開港 の道」。
主に港を中心とした海沿いの道を歩きました。その後、フランス料理のランチをいただきながら、参加した皆さんで交流を深めました。

まずは横浜散策。元町・中華街駅に9:45に集合し、リパイユ・エクスキューズまでの道のりのスタートです。
当日はお天気にも恵まれ、横浜シティガイド協会の嶋田さんの案内で、開国・大戦などにまつわる町や港の変遷など、今まさに目の前のそこの場所に続いている横浜の歴史を説明してもらいながら歩きました。今回のコースは、 元町〜山下公園〜大桟橋〜赤レンガ倉庫〜馬車道のあたり、主に海沿いです。いろいろ説明していただいた中で印象深かったお話をいくつかご紹介します。

元町の商店街って、よく見ると建物の2F部分が1F部分よ り大きいというちょっと変わった構造をしています。これは、開港のころと違って車道と歩道が 分離された結果、歩道が狭くなってしまったので、各お店が1F部分の建物を小さくして自分のとこの敷地を歩道として提供しているからだそうです。よく見ると、歩道に小さい金の鋲のようなものがあって、「ここまではこのお店の敷地」という目印だとか。今度、元町に訪れる機会がありましたら、ぜひご覧になってみてください。

山下公園の大桟橋側の端に「インド水塔」というエキゾチックな雰囲気の小さな塔があります。これは関東大震災のとき、横浜市民が横浜在住のインド人にも救済の手を差し伸べたことから、在日インド人協会から感謝の印として寄贈されたものだそうです。天井のタイルモザイクが見事で美しいです。

横浜の港湾は、第二次大戦でほとんど破壊させることはありませんでした。というのは、ここを接収しようというプランが既にあったからだそうです。電力施設などもほとんど無傷で残され、進駐軍が来たあとはすぐに停電がなくなったのだそうです。

横浜の主要な生産品の中にシルクスカーフがあります。フランスのハンカチをまねて横浜で絹織物から作成したのが横浜スカーフ。あまり公にされていない話ですが、昔は、Christ◯n Dior などの超一流ブランドのシルク製品のプリント工場がひっそりと横浜にあったりしたのだそうです。フランスよりもプリントの技術が良かったのだとか。現在おばあさまになっている方々が若かったころには、そういうブランドのシルク製品のB級品などが、100円とか信じられない価格で手に入ったりしたのだそうです。

普段見慣れている風景も、その背景や歴史などのストーリーを聞くと、いつもと違った新鮮な風景に見えるので不思議です。

そろそろお腹も空いてきたころ、リパイユ・エクスキューズに到着。美味しいフランス料理とワインで、今日の散策のこと、フランスのこと、話が尽きない大盛況の中で、会はお開きになりました。