『食の都』リヨン巡り・2


レポート:武藤由里子
撮影:中村鷹/武藤由里子





フランス第2の都市リヨンと横浜が姉妹都市としての交流を始めてから、昨年で45周年。今回ご参加のお客様の中には、なんと10年前にリヨンで行われた姉妹都市35周年式典に参加された方もいらっしゃり、その時の写真までご持参下さいました。他の参加者の方々も、すばらしい式典の様子を垣間見ることが出来たと思います。
 今回の『食の都』リヨンめぐりでは、それぞれの都市が持つ歴史や文化、地理的特徴、産業などを織り交ぜ、その共通点や歴史文化の違いなどを比較しながら、姉妹都市の成り立ちや両都市への理解をより深めることが出来るイベントとなりました。

 姉妹都市への理解が深まったところで、参加者の皆様と実際にリヨン料理を食しました。今回はご家族やカップルで参加された女性のお客様がほとんで、普段めったに味わうことが出来ないリヨン料理を堪能されていました。

初めに事務局長よりリヨン・横浜交流会の目的や今回のイベントの主旨について簡単な説明、続いて、交流会の会長である宇田川さんの講演が始まりました。今回の講演では、主に両都市の歴史的、地理的、そして文化的特色や違いを比較しながら、大戦後の姉妹都市の発想を基に、横浜とリヨンが刻んできた歴史に触れる内容となりました。非常に古くから絹の名産地であったリヨンと、生糸の原種を輸出していた横浜は、もともと絹で結ばれた街だったのです。そして最後は、ソーヌ川とローヌ川に挟まれ、豊富な自然に囲まれた「美食の都」リヨンの話題へと進みます。リヨンは、「美食の都」として世界の食通に知られていますが、今回は、普段めったに食べることが出来ないリヨンの庶民的な料理が紹介されました。

宇田川さんの話にもあったコート・デュ・ローヌとボジョレのワインも賞味することが出来、それぞれのテーブルでは、参加された皆さんがおいしいワインを楽しみながら料理を堪能していました。参加されたお客様は、世界中で食べたおいしい料理の数々や思い出、また当日の料理の感想をお話しあったりしながら、楽しい時間を過ごされていらっしゃいました。 姉妹都市リヨンを五感で味わいながら、理解を深めることが出来る良い機会となったようです。



【今日の料理】

Hareng mariné à l'oigon にしんのマリネ

塩漬けや酢漬けにして保存された魚料理は、リヨンの大衆的な料理で、長く庶民のタンパク源として親しまれてきました。北の海で獲れるにしんは、本来リヨン料理の食材ではないのですが、“懐かしい味”として好むフランス人が現在でも大勢います。今回はにしんの代わりにあじを使って、サラダと一緒にボリュームたっぷりのオードブルになりました。

Petit salé aux lentilles プティ・サレとレンズ豆

リヨンでは、豚肉の加工、内蔵料理がとても有名です。肉の比較的堅い部分は、塩漬けにするとやわらかくて食べ易くなり、また保存食材としても重宝されてきました。プティ・サレは、塩漬けした豚肉の堅い部分であるバラや肩肉を煮込み、レンズ豆と付け合わせた伝統的な庶民料理です


Gâteau lyonnais ガトー・リヨネ

リヨン近郊の農家では、りんご、桃、さくらんぼ、アプリコットなどのフルーツが栽培されています。家庭ではそれらの豊富なフルーツをシロップ漬けにし、生地に加えてケーキにします。


Café                        コーヒー


【アンケート結果】