横浜フランス月間・2005
活動報告

レポート:中村鷹/砂川裕美
撮影:Togashi/砂川裕美



「食の都」リヨンめぐり



パリに次ぐフランス第2の都市であるリヨンが、横浜と姉妹都市だということはすでに常識!といった方も皆様の中にはいらっしゃると思います。そのリヨンをより深く知るためのてがかりは、ずばり『食』。『食の都』としてヨーロッパで愛され続けられているリヨンの郷土料理の秘密を、歴史的、そして地理的な面でも解き明かそうと、6月4日と11日、「食の都リヨンめぐり」として、聞いておいしい食べておいしいイベントが開催されました。

6月4日、11日(ともに土)第4回交流会イベント『食の都リヨンめぐり』が、リヨン・横浜交流会事務局がある『フランス料理 リパイユ・エクスキーズ』において行われました。どちらの日も。あまり天気がいいとは言えない中、多くの方が参加されました。ありがとうございました!今回はどんな「おいしい」話や料理があったのでしょうか…?

まずは、事務局長からリヨン・横浜交流会の目的や今回のイベントの主旨などについての説明、続いて今回の講師でもあり、交流会の会長でもある宇田川氏の講演が始まりました。話は、「リヨン」の地形、歴史、特産品などから交通の要所であったことなど、歴史的・地理的・社会的・経済的にと、あらゆる角度からリヨンに触れつつ、「リヨンの食」へと発展しました。また、話はフィレンツェとの関わり、銀行、工業、産業、文学、パリからの行き方…など、料理を楽しむ時間がなくなるのでは?!と心配になるほど、「食の都・リヨン」についての話が次から次へと。話を聞くうちに、参加された皆様の表情もほぐれていきました。料理が運ばれると、そのおいしさに驚きながら、テーブルごとに参加者同士で料理とワインと会話を楽しむ姿が見られ、とても良い雰囲気になってきたのです。

イベントの終盤には、当日の料理についての説明があり、参加者から「とてもおいしい!」「これが本当にレバーなのか?!」と、歓喜の声や驚きの質問があがるなどの盛り上がりも見せ、名残り惜しい雰囲気の中、予定終了時刻より少し遅れて、今回は終えました。


【今日の料理】

Gâteau de foie de porc      豚レバーのガトー仕立て


リヨン名物「Gâteau de foie(ガトー・ド・フォワ)」。豚レバーをミキサーにかけて裏ごしし、小麦粉、卵、牛乳、生クリームを加えたオードヴル。

Poulet sauté lyonnaise    若鶏のソテ リヨン風

若鶏を軽くバターでソテした鍋で、たまねぎの薄切りを炒め、ワインビネガーを少々加えてから若鶏を戻し入れ、仕上げた料理です。たまねぎに含まれるケルセチンはポリフェノールの1種で、抗酸化物質として知られています。茶色くなるまで炒めることで、メイラード反応(褐変)が起こり、抗酸化性がさらに高くなります。


Clafoutis aux cerises       さくらんぼのクラフーティ

リヨンに限らず、ブルゴーニュ地方を始め、中央フランス一帯でよく作られるタルトに似たデザートでさくらんぼを使ったものが一般的です。タルトよりも、卵と牛乳をふんだんに使い、食感はプリンのようです。


Café                        コーヒー


【アンケート結果】

 


横浜フランス月間記念パーティ



 6月16日(木)11:30からホテルニューグランドにて、『横浜フランス月間2005 純フランス委員会記念パーティ」が開催。リヨンのシェフピエール・オルシ氏と横浜のフランス料理人によるビュッフェ料理が振舞われました。
 当日は、中田市長を初め、リヨンにあるリュミエール博物館の館長ら、フランスおよび横浜の著名人が出席。当会の会長は、パーティの中ほどで挨拶。姉妹都市リヨン料理の特徴についても説明をしました。

 




花と器のハーモニー 〜ブラフ18番館〜 


 6月11日から19日まで、山手の洋館で『花と器のハーモニー』が開催されました。その一つ、ブラフ18番館のテーマは、『リヨン』。シルクを用いた食卓で有名なヴィユ・リヨンのミッシュラン星付きレストラン『トゥール・ローズ』のテーブルコーディネイトをはじめ、リヨン市の紹介などを美しく展示。期間中に訪れた約3000名の人々に、横浜の姉妹都市・リヨンについて、広く知ってもらうことができました。
 


横浜日仏学院15周年記念パーティ


 6月21日(火)12:00から、横浜日仏学院15周年記念式典が行われました。
 当日の出席者は在日フランス大使や中田市長をはじめ、横浜とフランスの交流に関係の深い人々ばかり。フランスと横浜の絆の深さを確かめ合う会ともなりました。
 当会からは、会長と横浜事務局長が出席。リヨンと横浜の市民レベルの交流促進について、出席者らと語り合いました。

 

  横浜フランス月間

 横浜の6月のイベントといえば、『フランス映画祭 横浜』。今年は、同じ時期に『ルーヴル展』も開催されました。このまたとない機会に、(財)横浜観光コンベンション・ビューローを中心に行われたのが、『横浜フランス月間・2005』。「身近なフランスに出会いたいなら6月の横浜へ」をキーワードとし、この期間に多くの方に足を運んでもらえるよう今年から始まりました。